2009.6.17 キバネツノトンボの孵化

キバネツノトンボの卵が続々と孵化している。卵塊が産みつけられた枯草では、怪獣のような姿の幼虫たちが折り重なるように付いている。兄弟が顔を合わせるのもこの時だけで、この先、草むらというジャングルにそれぞれが旅立っていくのである。雑木林の林床とは違い、草むらの地面はとてつもなく複雑な空間で、キバネツノトンボの大きく成長した幼虫をいまだに発見したことがない。文献上の生活史の記録も少なく、この幼虫たちがどんな生活を送るのかとても興味深いのだ。



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