2009.6.19 ゲンジボタルの死

ゲンジボタルの発生も終盤となりつつあるが、交尾の様子が撮れないものかと、夜に小川へと向かった。8時ごろになると、それなりに飛び交う姿が見られたが、ピークに比べてやや少なくなっている。枝先や草上の光をたよりに交尾をする個体を探しているとき、懐中電灯に照らしだされたのは大きなクモであった。よく見ると、そこにはスジブトハシリグモにガブリとか噛みつかれながら、最後のともし火を放つゲンジボタルがいた。どんな生き物にも生と死のドラマがあるが、ホタルが見せるドラマは、やはり人の心を打つものがあると感じた。



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