2009.8.24 ツクツクボウシの羽化

天気のよさに誘われて、早めに家を出て雑木林へと向かった。風は涼しく、すっかり秋の空気に包まれていた。褐色のニセアカシアの幹で、白っぽいものが浮き出て見えたのは羽化直後のツクツクボウシであった。夕方早目に羽化をするセミは何度となく見ているが、よりによって、涼しい風が吹く朝方に羽化をするなんて、こんなこともあるのだ。ちょうど翅が伸びきった美しい瞬間jで、その姿を夢中で撮影した。平行に伸ばしていた翅を、屋根型に整えたのを見届けてその場を後にした。セミたちの合唱もツクツクボウシが勢力を増しはじめ、また、一つの夏が終わるという実感がわいてきた。



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