2009.9.30 タガメの飛翔

タガメが飛ぶシーンをいつか撮りたいと思っていた。しかし、本来水中生活者であるタガメはなかなか簡単に飛んではくれない。野外でも盛んに飛び回るこの時期、夜に杭に登って飛びたがっている個体を選び出し、飛翔の瞬間を狙った。杭に上るというのはまず飛びたがっている第一段階で、それから前胸をピクピクと小刻みに動かし始めるのだがこの動作がけっこう長い。おそらく、普段は使っていない筋肉なので、ある程度ウォーミングアップが必要なのだろう。少し体を浮かせたかと思うと突然「ブロローン」と羽音を立てて飛び立っていく。一度飛び立った個体はしばらくはよく飛ぶのだが、カブトムシなどの飛ぶシーンに比べるとシャッターチャンスは極めて低い。



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