2009.10. 1 田んぼのカトリヤンマ

午後あたりから久しぶりに日が差し始め気温もだいぶ上がった。休日だったので、どこかに行かなければもったいないと思い、向かった先は稲刈りを間近に控えた田んぼであった。やや傾いた陽を浴びた、黄金色に色づいた田んぼでは、イナゴやらアカトンボやらでずいぶんと賑わっていた。なにか面白いシーンを探し散策を始めたときだった。「カサカサ」と明らかにトンボの翅と稲がこすれる音がし、そのあたりを見てみるが何もいない。どうやら、稲穂より下の空間にいて、そこから出たがっているようであった。そしてようやく田んぼの上に浮上したのはカトリヤンマのメスであった。田んぼの地面で産卵をしていたのだろう。その場でしばらくホバリングをすると、すっとどこかに飛び去っていった。



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