月曜日はぼちぼちの天気に恵まれて、新潟県山古志村付近で採集を行った。そこで偶然にも採集できたのが先日の那須では逃したキトンボであった。今回は、見つけたとたん何が何でも採ってやる!という意気込みで網をふるった。そんなキトンボやコノシメトンボなど、標本資料用に採集したアカトンボを、今日はまず白バックで資料写真の撮影をすることにした。変色しやすいトンボ標本は、生きたままの色での資料写真が主流で、背面と横位置での撮影を一つずつこなしていくのは結構大変な作業なのだ。そんな作業の中、ちょっと発見したことがあった。というのも真背面と真横というカタログ用の商品撮影のように撮っていくと、それぞれの色やプロポーションを改めて比較し、認識する機会となったのだ。以外にも普通種のマユタテアカネのオスは結構いい色で、しかもバランスのとれたアカトンボらしい姿で、この日の一連の撮影でもっとも美しいと感じたアカトンボであった。