天気の良い日が続くが、だいぶ秋も深まり昆虫たちとの出会いも少なくなりはじめた。今日は何か探さなければという思いで散策していた。朝日があたり始めたシイタケ廃材の断面で見つけたのがニジゴミムシダマシであった。テントウムシほどの小さな甲虫だが、光線の加減や見る角度でずいぶんと美しい虹色を見せてくれた。「よし、今日はこれにしよう!」と決め、腰をすえて撮り始めた。自然光で撮ることは大前提だが、なかなか虹色をうまく出せなかった。車にレフ板を取りに行き、少しでも美しい虹色が浮き立つように試行錯誤をしてみた。いわゆる「玉虫色」ということわざがあるが、語源となるタマムシとは比較にならないくらい、、見る角度によって美しい虹は常に変化を見せてくれた。