2009.11.10 クビキリギスの体色変異

先週の天気が良い日、冬の展示用にクビキリギスとツチイナゴを採集しなければと草はらに向かった。しかし、ツチイナゴはたくさん採れたがクビキリギスは一匹のみであった。少し前には、たくさん見かけたような気がしたが、最近の冷え込みですっかり越冬モードに入ってしまったのだろうか。「ちょっと準備が遅かったか・・・」と悔んだ。そして今日、午前中は小春日和となり、園外の田んぼの畦にぶらりと出かけた時だった。刈り取った草が積まれた場所で、足元から一匹のクビキリギスが飛び出したのだ。こんなにクビキリギスの発見がうれしかったこともそうそうあることではないが、なんとその一帯で次から次へとクビキリギスが捕まりあっというまに十数匹も採集することができたのだ。「いるところにはいるもんだ」と意気揚々と持ち帰ることとなった。活きのよい個体がそろったところで体色変異を撮っておこうと白バックで撮り始めた。ピンク色の個体は昨年撮影したものだが、今年も一般の方が、採集したものを寄贈してくださり、冬の間、5色のクビキリギスを楽しむことができる。



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