2009.11.14 アオムシコマユバチの誕生

先日、モンシロチョウの幼虫から出てきたアオムシコマユバチが、ぞくぞくとハチの姿となってマユから出始めた。野外ではこの時期に羽化しないと思うのだが、温度的に20から25度くらいの管理下ではあったが、概ね一週間で羽化したことになる。オスとメスの違いを探ろうと無数のハチをじっくりと見るが、体型的に性差がある2タイプを見いだせなかった。よく見てみると、やや腹部が膨れて白っぽい部分があるタイプと、それと比べてほっそりしている2タイプがあることに気付き、そうなれば当然腹部が大きいほうがメスだと思った。しかし、交尾をしている個体に気付き、特徴を見るとなんと予想とは逆の特徴であることがわかった。ふと、マユを見ると、黒い頭だけ見え隠れする脱出前のマユに、数匹のハチが群がっていた。メスの誕生を察知し、交尾をしかけようとするオスバチたちであった。



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