2009.12.17 キイロスズメバチの巣 オブジェ完成

苦労して手に入れたキイロスズメバチの巣を、今日、ようやく展示することができた。簡単なようでなかなか難しかった苦労話となってしまうが・・・。巣の表面は意外と痛みが激しく、外壁が崩れている個所が多かった。そこで思いついたのが、完全な壁面を写真に撮り、和紙に出力して修復材とするアイデアだった。これがけっこうよい出来で、我ながら発想と結果のよさにうれしくなってしまい。丁寧さに欠けてしまうくらい修復作業を勢いづけてしまった。そして、巣の位置が幹から張り出した枝の基部に付いていたことから、本来ない基部の枝部分を接ぎ木する方法で修正する作業もなかなか難易度が高かった。なんとか継ぎ目を隠し、いよいよ、コンクリートの壁面に設置する作業に移った。細かい部分の修復がまだ必要だが、取り急ぎ、展示しつつ、生木部分を乾燥させることも大きな目的である。年明けから開催する「昆虫たちの冬越し展」の一環として、「葉が落ちて初めて気づく昆虫たちがいた痕跡」というテーマでハチ類の古巣を集めた展示の一部としたい考えでいるが、行く末はスズメバチ類をテーマとした展示コーナーに利用したいと思っている。



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