2010.1. 6 タイワンキチョウの蛹集団

温室のモクセンナに、タイワンキチョウが蛹集団をつくった。以前はナンバンサイカチでもたびたびあったことだが、今回は、かなり大発生の予兆を示している。幼虫によって丸坊主にされた枝先に蛹が鈴なりとなった光景は、見方によっては結実した種のようにも見える。それは、蛹同士の間隔がある程度一定だからである。蛹化する場所を決定するのに、隣との距離を決める物差しがきっとあるはずだ。実際、野外においても外敵からの捕食率は極めて低かったという観察例もあるようで、集団化することでの隠ぺい効果があるとしたら興味深い。



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