2010.1.21 シロオビアゲハの幼虫

最近、昼時に温室内を散策するのが日課のようになってしまった。というのも開館以来、今までになく植物も昆虫もコンディションがよく、歩いていると本当に熱帯に行ったような気分になれるのである。今日の発見は、シークワーサーの木に付いたシロオビアゲハの終齢幼虫であった。温室内にはシロオビアゲハは常時飛んでいるので珍しいことのように感じないかもしれないが、これが意外に稀なことなのである。というのも、温室内にはつねにタマゴヤドリバチが無数にいるため、産卵はされても孵化にいたることは今まで皆無であったからだ。よく探すと数匹の終齢と若齢がいた。きっと何かの要因が寄生率下げたと考えられるが、最近の温室環境の変化として、昨年春に行った遊歩道の改良工事に伴って日当たりが良いスペースが増えたことや、風通しが良くなったことと、水撒き作業も業者委託ではなく職員がおこなうようになったことがあげられる。いずれにしても温室全体が活気づいていい感じなのだ。外は寒い冬だからこそ、是非、多くの方にこの空間の楽しさを味わっていただきたい。



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