2010.2. 2 雪をかぶったオナガアゲハの蛹

予報どおり、昨夜から雪が降り出し、朝にはやんで朝日が昇った。このような天気の展開だと、枝先に雪が残った状態で背景にきれいな青空が広がり、なかなか平地では見られない美しい雑木林の風景となる。毎年、雪が降ったら撮ろうと考えている枝先の越冬昆虫がいるものだが、今年に限ってそんな準備もしていなかった。数日前に撮影したカラタチの越冬蛹を思い出し、向かってみるが、雪が多すぎてアゲハの蛹は完全に雪の中であった。カマキリの卵なども特にチェックしている場所はなく、「風景だけ撮れればまぁいいか」とあきらめかけていた。そんな時、昨年の11月に撮影したカラスザンショウの枝に付いたオナガアゲハの蛹を思い出し、残っている保証はないが現場に向かうことにした。「確かこの木・・・」と見上げると、雪をかぶった緑色型のオナガアゲハの蛹がそこにはあった。こんな目立つ場所でよくここまで生きながらえたものだと感心しながらも、雪の雑木林を背景に冬らしい姿を撮影することができた。



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