2010.3.26 稲荷山のカタクリ

ここ数日、再び冷え込みがぶり返している。それでも春は着実に訪れ、次々と花たちを開花させている。近くにある稲荷山ではカタクリが見ごろを迎えた。春の季節展では、少しハイトーンに浮かした環境写真をバックに、春に見られるチョウとその他の昆虫たちの標本を展示した。春の女神であるギフチョウやヒメギフチョウのバックにはカタクリの群落を使いたかったのだが、手持ちの写真はなく、タチツボスミレで間に合わせた。昆虫の森の中にもカタクリはあるが、群落というにはちょっと少なく引きの写真を撮る気になれない。隣町の岩宿遺跡がある稲荷山はカタクリの名所で、今年はそこに撮りにいこうと早くから決めていた。そして今日、地元新聞に開花が記事となり、昼時に出かけることにした。だいたい想像はついていたが、平日にもかかわらずものすごい人、そしてカメラを持った方々。こういう場所で写真を撮ることはめったにないし、主義ではない。しかし、そんなことは言っておれず、落ち着かない中、短時間で撮影をしてきた。一見、すごい数のカタクリだが、花の写真は不慣れで、気に入った花を主役に切り取ることは本当に難しいと感じた。



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