2010.4.18 ヒトツモンイシノミ

夏の企画展「昆虫たちが生きた4億年」でなにか生体展示できるものがないかと模索する中、約4億年前と姿がほとんど変わらないイシノミを展示できないかと考えた。以前、神奈川県の石老山で、地衣類がはびこる岩肌で見たことがあり、イシノミを求めてそこへと向かった。林道の岩肌をなめるように見ていくが、脱皮殻がある割にそのものがなかなか見つからない。シラホシコヤガの幼虫やコマダラウスバカゲロウの幼虫など、地衣類に化ける昆虫はみつかるのだが・・・。探しだして一時間たったころ「いた!」と思わず声をあげた。その姿は見つけづらいものの、決してわかりにくというものでもない。岩の隙間にもぐっている個体が多いのか、やっとの思いで探し当てた一匹であった。そして、そのまわりを見ていくと、点々と合計4個体を発見することができた。



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