2010.5.12 ハエの蛹とは

いわゆるハエを含む双翅目といえば、甲虫目とならんで繁栄しているグループだが、短角亜目の蛹期は「囲蛹」という完全変態グループの中でも特徴的な変態過程を持つ。昆虫が成長し、また、変態していく過程で脱皮というプロセスは定番であるが、脱皮せずにそのまま外皮を硬化させ、その中で蛹になるという術は確かに名案である。そんな外見上では見ることのできないハエの蛹の姿を撮らなければならない仕事が舞い込んだ。釣り餌のサシを手に入れ、常温で放置した数日後には次々と褐色の囲蛹の姿となり、時期を見てその外装を剥がしてみた。そこには確かにハエの蛹の姿があった。



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