2010.6. 7 シロスジカミキリ見つけた!

シロスジカミキリの発生木にはまん丸の脱出孔がいくつも空いているが、なかなか出合えないのがこの時期のシロスジカミキリである。いつもはゲンジボタルのピークと同調して産卵が始まり、夜間に幹を巡回すれば難なく採集できるのだ。しかし、発生してからの一定の期間、おそらく樹上で枝先をかじっているのだろう、なかなかその生態を見るチャンスに恵まれないのだ。20年近く前にさかのぼるが、青梅に撮影に出かけた時、道脇に張り出したコナラの枝に、交尾しながら樹皮をかじっていたシロスジカミキリが今でも忘れられず、そんなシーンを妄想しながら、ここ数日枝先に注目していた。夕方5時を過ぎていたが、若いコナラが植栽された斜面がふと気になり、枝先を見ながら踏みこんでいった。目線の枝にそれらしい食跡もあり、なにか近づいている予感がした。そして見上げた枝にやっとシロスジカミキリの姿を発見したのであった。



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