2010.6.15 セマダラハバチ

梅雨入り宣言が出されたが、朝の曇りから一転して夏日が降り注いだ。週休日に当たっていたが、企画展の準備もかなり緊迫していて今日は出勤と決めていた。しかし、あまりにコントラストのきいた青空に心が動き、「やっぱり休みまーす!」と宣言してしまった。ちょっと前、とある牧場に、養蜂箱がずらりと並ぶ光景があるという情報を教えていただき、迷わずそっちに向けて車を走らせた。しかしながら、標高が高くなるにつれて雲のぬけが悪く、下界のようにすっきりとは晴れていなかった。まぁロケハンのつもりでとくやしい気持ちをなだめて現地に着くと、確かに晴れ渡っていればなかなかの風景であった。せっかく来てなにか収穫をと、牛フンをつついて糞虫を探したり、牧場ならではの特異な環境を散策し始めた。そこで目に入ったのが黄緑色の美しいハバチであった。林縁のクマザサと牧草地の境界付近で、何匹かが飛んではササの上に止まってを繰り返していた。里ではお目にかかれない美しいハバチを見られたことで、ここまで来た甲斐があったと満足した。



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