2010.9.13 クロメンガタスズメの幼虫

今日も残暑厳しい日中であったが、昼時にフィールドを一回りしてみた。クサギの花も終わりかけているが、クサギの枝先をじっくりと見渡すある理由があった。この夏、クロメンガタスズメの幼虫がクサギで採集されたのであった。本来、温暖な関東以西で見られるスズメガが、群馬県の昆虫の森まで進出したようである。その幼虫を自分の目で探し当てたいと考えていた。枝先に目を見張りスズメガの幼虫を探していると、あっさり、緑色の亜終齢幼虫を見つけ出した。クサギはシモフリスズメも食草とするので半信半疑であったが、やや色合いが鮮やかであった。そして次に枯れ枝にしがみつく褐色の大型の幼虫が見つかり、その尾角の特徴からクロメンガタであることがわかった。意外とあっさりと見つかったわけだが、その後なにげなく幹に目をやると褐色の終齢幼虫が3頭も付いていた。どうやら、日中は幹に張り付いて休む習性のようである。周辺のクサギからも次々と見つかりあっという間に十数頭も見つかってしまった。このあたりではまだ珍しいと思っていたのにちょっと拍子抜けした気分になってしまった。



Comment

Post a Comment

Name
Mail
URL
Comment