2010.9.21 カマバエの一種

園内を流れる小川にカマバエがいるという情報が入った。カマバエといえば、そのエイリアンのような風貌を昆虫写真家の新開さんが見事に撮影し、当時の動物雑誌「アニマ」に掲載された。もう20年近くも前のことである。僕も、撮影に行く先々で、チャンスがあったら撮りたいと思っていたが、水際の小さなハエを見つけては「もしかして・・・」と近づくとカマがないハエであることがほとんどだった。一度、水溜まりで発見したことはあったが、どうもこのときは撮影できるだけの間合いを許してくれず、未だに写真がない昆虫のひとつであった。小川に置かれた飛び石の上にいると聞いていたが、最初に発見した小さなハエはまたしてもカマがないハエであった。しかしよく見てみると、濡れた石の上に3ミリほどのハエが歩いていた。よーく見るとこれこそがカマバエであった。数匹がお互いをけん制しながらカマを伸び縮みさせて独特なポーズをとっていた。



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