2010.9.22 オスグロハエトリの大一番

毎年この時期の朝は、黄金色に色づいた田んぼに足を運び、田んぼで見られる虫たちを散策するのが楽しみであるが、今日は偶然にもおもしろいシーンに出会うことができた。オスグロハエトリのオス同士がにらみ合って、相撲を思わせる取り組みを見せてくれた。2匹のオスが付かず離れずの面白い動きをしていたところが目に入り、なにか予兆を感じてカメラを構えた。すると顔を突き合わせてにらみ合いが始まったのだ。無表情ながらも、「一番、やったるか!!」と言わんばかりの迫力あるにらみ合いであった。そしていよいよ取り組みが始まった。長い前脚をお互いにまわし「がぶる」態勢となった。両者譲らずの攻防が続いたが、そのまま葉裏へともつれこみ、決まり手も不明なまま離れてしまった。こんな面白い行動は知られているのかとネットで調べてみると、クモの愛好家の方たちの間ではよく知られた行動のようであった。



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