2010.9.24 アワダチソウグンバイ

昆虫の森のフィールドでは、開園当初に比べて草地の植生が悪い意味でだいぶ変化してきている。ひとつは外来種のセイバンモロコシが増えたことで、ススキに匹敵する背丈のこのイネ科植物はバッタに与えるとそれなりに食べるのだが、なぜかセンバンモロコシが繁茂する草地はバッタ目をはじめ昆虫類が貧相と言える。そして、もうひとつが、今では秋のなじみ?の花ともなったセイタカアワダチソウである。花にはかなり多くの昆虫が集まり、観察ポイントとしても利用価値があることも確かだが、どうにもその勢いは、高茎草地の風景を単調なものに変えてしまうことには頭を痛めている。そんなセイタカアワダチソウの葉が今年はずいぶんと色が悪いと思って見てみると、葉裏にはグンバイムシが無数に付いていたのである。調べてみると、このグンバイムシも北アメリカから近年帰化したアワダチソウグンバイであることがわかった。



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