2010.9.26 ミナミカマバエの捕食・威嚇

先日お伝えしたカマバエの一種は、その後調べてミナミカマバエであるという結論に達した。朝からよく晴れ渡った今日、再びその生態を撮ろうと水際に向かった。前日の夜からだいぶ冷え込み、朝日が差し込んでもしばらくは姿を見せなかったが、気温が少し上がりだすと、石の上に姿を現し始めた。水際の湿った部分に執着してやってくるのは、獲物となるユスリカの幼虫が目当てのようで、ユスリカ幼虫の棲みかとなっている有機物でつくったドームから器用に引っ張り出して体液を吸っていた。そしてもっとも撮りたかったシーンである、顔を突き合わせての同種間の威嚇シーンをかろうじて撮影することができた。お互いにカマを広げては接近していき、もつれ合っては一方が退却するという行動だが、どこかユーモラスである。



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