2010.11.19 コモンフラワーマンティス

今日は、温室でコモンフラワーマンティスのポートレートを撮影した。今年の5月に展示用として調達し、すでに3世代目となっている。外国産カマキリ類の累代飼育を各種行っているが、この種類は比較的容易に繁殖ができることがわかった。孵化後の幼虫集団をパネット(クラーク社製ネット型ケージ)に入れ、3齢期あたりまではショウジョウバエを与え、それ以降成虫までは、釣り餌のサシを羽化させたキンバエの一種のみで飼育が可能である。ハナカマキリのようにオスとメスの体格差が大きいとペアリングや成長速度の調整に気を使うが、コモンフラワーでは体格的性差も少なく、多頭飼いのまま交尾まで行ってくれるのだ。多少オスが食べられてしまうこともあるが、個別飼育の手間がかかるリスクに比べれば、十分に次世代を残すことが可能な飼育法といえる。



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