2010.11.20 ハナカマキリの交尾

今日は、ハナカマキリをペアリングし、交尾に至る過程を温室内で撮影した。雌雄の体格差が大きいハナカマキリは外国産カマキリの中でもペアリングに気を使う種類だ。雌雄を個別に管理し、両者のコンディションを見ながらメスの背中にオスをそっと誘導させるやりかただ。この時オスが、メスの背中にしがみつこうとする行動をとれば、概ねペアリングは成功である。その後オスは、メスの背中を前脚でドラミングする行動を断続的に行い、メスが受け入れれば交尾は成立する。こんな一部始終を撮影しようと構えていたら、思いがけないハプニングが起きた。モニターで撮影済み画像をチェックして、ふとカマキリに視線を戻すとシロオビアゲハを捕らえ、ムシャムシャと食べていたのだ。しかもさらにもう一匹が飛来し、口吻をカマキリに伸ばしていた。花にそっくりな幼虫期に、チョウをおびき寄せる効果があるようだが、成虫になってもその効果は十分にあることが確認できた。



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