師走となったが今日も暖かな日である。東京に用事のついでに、代々木公園を散策してみた。紅葉が見頃で、庭園のあたりはカメラを持った人が多くいた。僕はというと、ツワブキに集まるアブやハチが気になり、カメラを向けていた。代々木公園がツワブキの名所とは聞いたことがないが、かなりの本数が植栽されていて、花期もベストタイミングであった。ヒラタアブやハナアブ、ニホンミツバチ、セイヨウミツバチがしきりに花を訪れる様子を接写していたが、「なかなかこの群落も見事だ」と感じはじめ引きの写真を撮り始めた。引き~寄りというのが一般的なカメラアイだが、昆虫が先に目に入ってしまう僕の目線は、景色を楽しむ人とは目線の方向性が逆のようである。