2011.2.15 朝を迎えた雪の雑木林

夜半過ぎから降り出した雪は、一面の雪景色をつくりあげていた。薄曇りで迎えた朝に、雪景色でも撮ろうとのんきにかまえていたら、雲がすっと抜けて急に朝日が降り注いだ。ちょっとあわてて雑木林に向かったが、すでに枝先に積もった雪はパラパラと落ち始めていた。雑木林のポイントに着くと、逆光の朝日を浴びながら次々と落ちてくる雪が、晴天に降る雪のごとく不思議な光景を作り出していた。ワイドレンズで覗いてみるが、落ちる雪の写りこみが弱く、45mmのシフトレンズに切り替えた。思い付きというか流行りでもあるが、シフトレンズならではのぼかしで撮ってみようと考えた。落ちてくる雪は不規則で場所もタイミングも図りづらい。構図とピンを決めると、あとは勢いで何回となくシャッターを切った。数十カットの中に、ティルトさせた手前のピントの山にタイミング良く雪が写り込んだシーンが撮れていた。



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