2011.3.11 白梅に集まったユスリカ

3月も中旬に差し掛かろうとしているが、朝の冷え込みは結構きつい。朝日が射しこむ中、活動する昆虫と出会うことは皆無と思われたが、ふと見た白梅にユスリカが群れていた。吸蜜しているような個体もいるが静止している個体がほとんどである。こんな小さな虫たちに目を向けていられる平穏な日常が、いつ終わっても不思議ではないのだ。そんな午後、館内にいる時、それは起きた。幸いにして被害はほとんどなかったが、テレビの速報を見て津波のLive映像に身も凍る思いだった。こんな場面に自分がいたらどうするだろうか?自然はかけがいのないものでありながら、「攪乱」という恐ろしい現実を見た。命があって、生活があって、初めて虫を見つめることができるのだ。わかってはいるのだが、当たり前のように過ごしている日常が、いかに危ういものかが身にしみた。



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