だいぶ日も長くなり、仕事が終わってからであったが、せっかくのこの季節、園内を散策してみようという気になった。自然光での撮影はきびしい条件であったが、イモムシでもなんでも、何かネタとしてキープできればよいという気持ちで歩いた。すると、コナラの低木で葉にぶら下がる小さなハチを発見した。眠りについたキマダラハナバチの一種であった。その姿は、大あごだけでしっかりと葉の縁にぶら下がっている。夕方なりにおもしろいシーンに出会うことができた。せっかく寝ているシーンだったので、うす暗い条件の中、背景が暗くなるのを気にせずにシャッターを切ることができた。