2011.6.27 ナガヒラタムシ

梅雨らしく、じっとりとした日である。企画展準備にホタル観賞会など、日々目の前のものを片付けるのに精いっぱいで、カメラを握らない日が数日続いた。時間がないというよりは、頭の切り替えができず、そういう気になれないというのが実情である。しかし、今日は夕方になってカメラを片手に久しぶりに歩く気持ちになれた。クズの茎にはオジロアシナガゾウムシがたくさんいて、普通種だが、しっかりと撮ってみることで、撮影の感覚をリハビリした。そして川沿いの葉上で発見したのがナガヒラタムシであった。言わずと知れたペルム紀から存在する原始的甲虫類である。都内の豊島園内でも見られたので決して珍しい種類ではない。自宅の玄関の灯りにもたびたび飛んできてはいるが、葉上でばったり会ったのは初めてである。



Comment

Post a Comment

Name
Mail
URL
Comment