2011.8.24 コアシナガバチの巣

夏休みの人出のピークもひとまず過ぎ、この頃から秋の展示準備を始めるのが通例である。今年で秋の野山の昆虫展も5回目を迎えることになるが、夏の忙しさにかまけて、特に今年もバージョンアップを図ることはできなかった。いつかの目標としてハチのコーナーを設けたいというのが目先の目標なのだ。危険な虫だが、だからこそ知りたいという興味を持つ人は多いはずで、そんなニーズにもこたえられればと考えている。そんな計画を考える中、よしずにつくられたコアシナガバチの巣を見つけた。セグロアシナガバチに比べれば本当におとなしいハチである。ハチとのトラブルは、大抵、そこに巣があると気付かづに刺激してしまうことから起こるわけだが、巣がある可能性という予知をもって行動すれば、かなりの被害をおさえることもできるはずなのだ。そんなことを伝えつつ、悪者扱いのハチたちの、むしろ不思議な生態にもっと興味をもってもらいたいと、いつかは完成させたいハチ展示の写真資料をひとつ増やすことができた。



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