休日の今日、外は台風の影響で雨が降ったりやんだり時折陽が射したりと不安定な天気である。ちょこっと庭に出てみると、足元ではノミバッタが跳ねていた。すぐさま、これを撮ろうという気になり、段ボールをしいて這いつくばってみた。土が盛り上がったドームから頭が見え隠れしている個体が気になりレンズを向けるとどうやら苔を食べている様子であった。全体像を撮らせてくれそうな個体も探してみることにした。苔の上にポーズを決める個体を発見しファインダーから覗きこんだ。鈍い黒光りを放つ重厚な質感に、各パーツがどこか機械的で、特に発達した後ろ脚の強靭さが目を引く。体長に対してのジャンプ力はバッタ界ナンバーワンかもしれない。