2011.9.24 フタジマネグロシャチホコの幼虫

3時を回り、最近恒例となった秋のイモムシ探しに仲間たちと出発した。クサギにはクロメンガタスズメの幼虫が目立っていたが、すでに珍しくもない光景となっていた。なにか新しい発見があればと枝先に目を凝らすが、そんな簡単に感動できるイモムシは発見できない。サワフタギの木に差し掛かったとき、ずいぶんと食跡が目立っていた。初夏のころはシロシタホタルガの幼虫が見られるが、秋にこの木をじっくりと見たことはない。新しい食跡にも見えなかったが、みんなでしばし枝先を眺めていた。仲間の一人が「いた!」と叫んだ。その枝にはピンクのラインが美しい3センチほどのイモムシが付いていた。一匹が見つかりだすと次々に姿が浮かびだし、結果的にはかなりの個体が付いていたのだ。初めて見るイモムシで、しかもイモムシらしいイモムシの発見に仲間たちと盛り上がった。種類を調べると「フタジマネグロシャチホコ」というちょっと覚えづらい名前であった。みんな復唱しながら必死に覚えてはいたが、記憶力に自信がない年齢で、翌年このイモムシを再び発見したとき名前がすっと出るなかまが果たしているだろうか?



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