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チャバネフユエダシャクの探索も、明るい時間帯では成果がない中、日没後に行うことにした。5時を回った雑木林はすでに暗闇に包まれていた。冷え込みもいっきに増す中、懐中電灯の灯りをたよりに幹をなめまわすように見ていった。探索を始めて10分後くらいだろうか、仲間の「ゴルダいたー!」(「ゴルダ」とは学名読み)という声が響いた。さっそく駆け寄ると地上部から2mほどの幹を上っている念願のメスがそこにいたのだ。その後も追加でもう一個体発見することができた。