2011.12.22 チャバネフユエダシャクの交尾

ようやく発見できたチャバネフユエダシャクのメスであるが、さらなるテーマは交尾シーンである。採集したメスとオスをケージに入れて観察したが、メスはすでに交尾済みのようで、産卵行動を行っていた。オスはというと、メスのそばを通過してもまったく興味を示さず、コーリングしていない交尾済みメスには、あえて交尾行動をせがまないようである。そんなとき、春先に採集した幼虫から管理していた蛹から待望のメスが羽化した。網室内の枝先にメスをつけて、オスを10数匹放ち様子を見ることにした。メスはコーリングしているようだが、まったく網室内のオスが飛び交う様子がなく実験失敗かと思ったときだった。なんと網室外の野外オスが風下から数匹飛来していたのだ。さっそくメスを外に出して様子をみると、見事に飛来したオスと交尾を果たしたのだ。



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