2012.1. 3 アサギマダラの越冬幼虫

年が明け、初めての虫探しは高尾山となった。日陰沢林道を歩き始めてすぐ、凍った路面に足を滑らせた。痛くはなかったが、カメラへの衝撃が気になった。一通りの動作確認をし、異常がなくほっとした。一年の滑り出しに縁起悪く滑ったことにはなったが、不幸中の幸いとしてポジティブに考えたい。林道を歩いていくと、風に振り落とされたのか、地上に落ちたウラギンシジミが目に付いた。群馬では昨年、ウラギンシジミが少なく、冬越し展用のサンプルが一個体のみでしかもボロボロであったため、展示にちょうどよい個体の採集ができた。場所を蛇滝道に移動し、今度は、アサギマダラの越冬幼虫を探すことにした。食草のキジョランは多いが崖がきつく、手の届く場所のツルを手繰り寄せては、独特な食跡を目印に幼虫を探してみた。小さいものでは5ミリほど、大きなものは2.5センチほどあり、頭部の大きさから終齢と思われるものもいた。大小5匹を採集でき、まあ、虫初めとしては悪くない成果に、今年も一年、いろいろな虫たちとの出会いを祈願しつつ、高尾山を後にした。



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