2012.1.25 ヤナギコブオオアブラムシのマミー

ヤナギの枝に付くヤナギコブオオアブラムシの小集団が目に入ったが、越冬態としては生きているはずもなく、そっと手を触れると硬化した質感にこれは・・・と確信した。アブラムシ類に寄生するハチ類は多いようだが、寄生された本体はまるで凍結乾燥標本のように外観の形状をみごとに残したままミイラ化してしまうのだ。この状態を「マミー」という科学用語で扱うようだ。。微小な透明感のあるアブラムシでは黒化したり独特な色調になる傾向があるのだが、このヤナギコブオオアブラムシのマミーは生きている姿とまったく変わりないほど見事なミイラ化を果たしていた。枝ごと回収し、その気になる断面を切り開くとみずみずしいハチの幼虫が姿を現した。



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