2012.4. 2 マイマイカブリに寄生するハチ

新年度となり、いつものことながらバタバタとしている。余裕のなさが、そのまま写欲に影響しているようで、カメラを持つ時間もなければ、意欲も沸いてこないというこのごろである。混沌か、それとも混迷か、どちらがふさわしいかはわからない。はたまた、今年こそが谷底なのか?先行きのわからないぐんま昆虫の森の24年度がとにかく幕開けとなった。予算や人員定数削減でプログラムの対応が変わり、表示の変更に追われているこのごろである。そんなさなか、散らかった机の上に、冬の間、崖堀りで得たマイマイカブリの幼虫を、湿らせたティッシュといっしょに透明容器に放り込んでおいたのだが、そのまま蛹になるだろうと思っていた幼虫が驚くべき姿に変わっていた。まるで卵を背負ったコオイムシのごとく、無数のハチの蛹が、上を向いて整列していたのである。一瞬、頭の中が切り替わり、カメラを向けずにはいられなかった。種類を調べようと「マイマイカブリ寄生蜂」で検索してみたが、まったくヒントになる情報はヒットしなかった。



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