2012.4.25 クロスジギンヤンマの捕食シーン

連休明けに切り替える、初夏の展示パネルを前年度に作り上げたが、クロスジギンヤンマのくらしを紹介するパネルで、捕食シーンが写真抜けの状態であった。要するに期限の都合上パネルだけは作っておいて、写真は事後で撮影し、シール対応で貼り付けようと考えていたわけだ。下唇を繰り出したヤゴの捕食シーンは以前からの大きな課題であり、これを期にしっかり撮ろうと自分を追い込むという気持ちもあった。撮影セットもいい感じになり、ヤゴもメダカもそろったところでいよいよ撮影に挑むことになったが、あまりにもシャッターのタイミングが合わず、難易度の高さに直面した。ストロボのチャージの問題や連写速度など機械的な問題にも直面し、思い切ってNIKONのD4を導入するきっかけにも発展してしまった。そんな高感度カメラでISO2500まで上げ、水槽内のヤゴやメダカの位置調整になかまの手助けも借りての再チャレンジとなった。結果、納得はいかないまでも繰り出しの瞬間まではなんとか撮影することができた。古くからこの瞬間の写真は少ないながらも先輩方々が残してきたものが存在するわけで、なし得ない何か、自分には足りないものがあるのだろう。くやしさもあり、まだチャレンジはつづくのである。



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