2012.4.29 ムカシトンボの羽化

桐生市川内の山田川は、自宅から30分弱で行ける場所なのだが、群馬県に移り住んでからほとんど行くことはなかった。しかし、昆虫の森のボランティアさんの情報で、ムカシトンボがいるという情報をいただき、昨年に初めて5月の中旬に行ってみたのだが、20年前によく通った裏高尾の環境ととてもよく似ていてすっかり気にいってしまった。そして今年は、ムカシトンボの羽化が見たいと思い、朝からややハイテンションで現地に踏み込んだ。裏高尾での経験があるので、羽化していそうな場所はフィールドが違ったとしても概ね検討はつく自信はあった。川をはさんだ林道の崖下を見ていくと、明らかにハイカーとは違う二人が腰をすえてカメラをかまえていた。「もしや・・・」と脇を通るが、なんと同じ目的の先客がいたのだ。あまりフレンドリーな雰囲気ではなく、離れた場所での散策をよぎなくされた。川下に場所を移すが、探す環境としては未知であった。いるともいないともいえない半信半疑な気持ちで探していると羽化殻が見つかり、さらに羽化個体を発見するに至った。しかし、場所が悪く撮影はしなかったが、いるとわかれば探す目は本気で、ようやく川を背景にした絶好のポジションで羽化する個体を見つけることができた。



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