GWは起伏のある天気模様ながら、天気に恵まれた5月5日は1950人の来園者に恵まれ、過去のGW一日あたりの入園者記録を更新した。広報予算ゼロの中、派手なPRはいっさいしていないが、これだけのお客さんが昆虫の森に足を運んでくれたという事実がただただうれしい。紆余曲折がありながらも、開園して7年目を迎えるぐんま昆虫の森なのである。ほぼ毎日見続けているフィールドだが、今頃になっても昆虫相の変化は続いているようで、最近になって初めて見る昆虫を数日に分けて紹介したい。水源は群馬用水を利用した完全な人工水路があるが、オニヤンマやモンカゲロウなど。さっそく定着した流水性の昆虫もいれば、放流ではあるが、ゲンジボタルも2年前は大発生も見られた。しかし、昨年は新規造成したホタル沢では見られるも、本来の流路での発生は減少してしまった。人工水路ならではの植物遷移やかく乱が、各種の昆虫たちの発生量に影響をもたらしているのだろうと推測できる。そして、今年の目だった変化といえば、ニホンカワトンボの発生量がとても多いと感じることと、今まで見られなかった30ミリほどの中型のカワゲラが見られるようになったことだ。種類を調べてみると、どうやらジョウクリカワゲラのようだ。
PS.ジョウクリカワゲラではなくいわゆる「カワゲラ」のようだ。13.1.21