2012.6. 7 赤城山のコルリクワガタ

天気予報を気にしながら、この日と決めて上った赤城山駒ケ岳であった。地元赤城山のコルリクワガタを見てみたいと、昆虫写真家の鈴木友之さんに案内をお願いして仲間たちとピークを目指した。今年は季節の遅れが目立っていたが、赤城山頂付近の芽吹きも例年の2週間は遅れているようだった。下界は見事に晴れ渡っていたが、山の天気は予想外で、なんと霧の中であった。1時間かけて山道を歩き、息を切らせてやっと尾根筋にたどり着くが、雲はなかなか切れてくれなかった。そんな条件でも鈴木さんは「いた!」とさすがに第一発見。いるとわかれば、皆、やる気満々でミズナラの枝先に注目した。時折晴れ間が射すと、顕著に枝先に飛来するコルリクワガタを見ることが出来た。ここで見られるのはすべてオスで、よく言われる新芽にもぐりこんだメスと交尾するオスというシーンは見られないようである。それはそれでこの山ならではのコルリクワガタの生態なのだ。山頂では、ハイカーたちに「なにがいるんですか?」「クワガタです」と説明すれば「え!こんな季節にこんな場所でクワガタ!?」と、説明にもかなり時間を費やしたが、つっこんでもらえることも楽しく、コルリクワガタ採集を満喫した。



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