毎年、お盆のあたりから、ハイイロチョッキリの産卵が始まり、クヌギ、コナラの枝先が落ち始める。ここ数日はピークのようで無数の小枝が林縁に落ち、見ている前で切り落とされた枝が落下してくる。この光景もこの時期ならではの風物詩として来園者に伝えたいところだが、なにしろ相手は高い梢の先にいるわけで、解説だけでは「そうなんだ」で終わってしまう。そこで産卵から切り落とす一連をビデオで撮り、その動画と実物が展示できれば来園者も楽しめるだろうと着手を始めた。長竿を振り回してなんとか３匹採集し、とりあえずドングリを食べるシーンの撮影から始めた。