2012.9.28 エビガラスズメの威嚇

ライトトラップに真新しいエビガラスズメが入った。この時期としては稀で、越冬蛹になるかどうかの狭間で、羽化するスイッチが入ってしまったのであろう。当然この時期に羽化しても、次世代を残すことは不可能だ。しかし、こんな負の個性もあれば、気候変化に優位な個性もかならずあるわけで、地球の環境変化を生き抜いてきた証かもしれない。エビガラスズメといえば、スズメガ類の中ではカムフラージュが発達している。上翅の模様が樹皮に似ていて、なおかつピタッと張り付くポーズも出来るのだ。さらに、その姿が見破られると、腹部背面の派手な縞模様を見せ付けるという威嚇の手段を持ち合わせているのだ。



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