2012.11. 4 アカボシゴマダラの幼虫

アカボシゴマダラが園内で見られはじめたのは、確かおととしの2010年だったはずだ。その年の暮れには、越冬幼虫を探してはみたが見つからなかった。その後、成虫の発見例は増えつつあったが、冬季のオオムラサキの越冬幼虫調査においては幼虫の確認はできなかった。そもそも、ゴマダラチョウの幼虫とまぎらわしい姿と、落ち葉の下とは限らない越冬場所ということもあってのことだろう。最近になってエノキの葉上で明らかにアカボシゴマダラの幼虫であろうという個体が次々と見つかりはじめた。今更ながら、区別点を仲間たちと検証し、背面の突起ではゴマダラチョウと似た個体も多いが、尾端の燕尾突起の特徴で区別が付くことを確認しあった。少なくとも、個体数を増していることは間違いないようだ。



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