2012.12. 4 タイリククロスジヘビトンボの幼虫

企画展に備えて水生昆虫の資料を集め始めていると、ヘビトンボ類が気になり始めた。普通種のヘビトンボと、それに比べてやや少ないヤマトクロスジヘビトンボとタイリククロスジヘビトンボが本州あたりではいる。川筋の採集を数回行ったが、ヤマトクロスジはかろうじて採集できたものの、タイリククロスジが見つからずにいた。神流町に出かける用事があり、行ったついでに川をすくってみようと思い立った。恐竜の足跡で有名な名所、さざなみ岩の脇を流れる神流川の支流をすくい始めると、ヤマトがいくつか採れた。その後、場所を下流側に数百メートル移動してすくうと念願のタイリクが2匹立て続けに採れたのだ。ヘビトンボは上流から中流、細流にいたるまでかなり広い流水環境に生息するが、ヤマトはやや上流部、それに比べてタイリクはやや下手の域ということなのだろうか?今まで何気なくでしか見ていなかったヘビトンボ類に興味津々のこの頃である。



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