2012.12.15 クワゴの大卵塊

業務が一段落して、仲間たちと恒例のフィールド散策に出かけた。最近は日が短いので、的を絞らないと効率が悪い。ということで、桑畑に直行して、クワゴの卵とクワエダシャクの幼虫を探そうということになった。1ミリ強という大きさのクワゴの卵はゼフ卵よりはやや大きいものの、簡単に見つかるものではない。過去の経験では1センチ以内の太さの枝に1~3個、多くても10個程度がかたまって付いていた。そんなイメージをみんなに伝え、ちらばって探し始めた。しばらくして「あったー!」という声に見に行くが白いカイガラムシだった。その後再び「あったー!これは絶対そうだー!」という確信的な声に期待して見に行くと、今までに見たことがないようなおびただしい数のクワゴの卵が貼りついていた。発見者いわく、クワゴの空まゆを先に見つけて、その枝を見たという。確かにその卵塊は空まゆの付いた枝から点々とはじまり、隣の枝で大きな卵塊となっていた。羽化したメスがその場で交尾し、枝を伝って産卵しながら移動し飛び立っていったという想像がつく。



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