2013.2.12 トゲツヤイシアブ蛹

昨日、お客さんから園内で見つけた昆虫の画像同定をお願いされた。こういう時は、すっきり答えられればうれしいわけで、ちょっとワクワクもする。しかし、今回は画像を見て首をひねり、悔しいが即答できなかった。朽木の樹皮下から転がり出た感じで、引きの画像ではガ類の蛹にも見えた。「申し訳ありませんがわかりません」と素直に答え、悔しいので調べてみたいと言って、発見した場所を教えてもらい実物を確保することにした。20ミリほどの黄色い蛹は腹部をくねらせてよく動き、頭部に鋭い突起を備えていた。「これ、蛾ではない」と直感的にはわかったものの「ではなに?」ということになった。思い浮かんだのがオオイシアブの蛹に似ているということだった。しかしサイズは小さいので、ムシヒキアブのなかまの蛹という程度の結論で、あとは羽化させて確認しようと思った。しかし、オオイシアブの蛹で検索をかけると、そっくりな形態の画像が引っ掛り、形態的特徴からトゲツヤイシアブではないか?という結論に達した。



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