2013.2.28 割った竹から・・・ツルガハキリバチの巣?

竹垣修理用に、園内から調達したマダケを割ると妙なものが現れた。直径が8センチはあろう竹の断面の空間にはニョロニョロとした茶色いものが無数に詰め込まれていた。入り口は幅6ミリ長さ5センチのスリットで、何かの拍子でできたもので、昆虫が開けた穴のようには見えなかった。詰め物の長いものは10センチはある。一つ一つを手にとってみれば、巧みにこしらえた葉っぱの塊が連結していた。この時点でハキリバチであろうという推測ができたが、こんな大きな空間を利用する種類は皆目検討もつかなかった。竹筒を利用するいわゆる管住性ハチ類は多いが、構造的にその手の管とは言いがたい。調べていてハキリバチ類の中でも、営巣場所がかなり柔軟なツルガハキリバチにたどりついた。葉っぱの塊を分解し、中心の堅い部分の断面を出すと前蛹が現れた。



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