2013.6.30 ヒラタドロムシの蛹

昨年の暮れあたりだっただろうか。企画展の準備を進めるなかで、主担当のC君からヒラタドロムシの蛹がおもしろいという話を聞いた。何がおもしろいかというと、幼虫期の甲羅のようにしょった背面部分をそのままカプセルのように利用して中で蛹になるというのだ。まるでハエの囲蛹ともいえる蛹形態である。しかも、その中でなぜか90度軸をずらして蛹は入っている。これは自分の眼で見て、写真に撮りたいとすぐに思った。その後、ヒラタドロムシの幼虫を採集して飼育していたわけだが、企画展準備の忙しさでそんなことも忘れていた。今日になってC君が「ヒラタドロムシが蛹になった!」と、うれしそうに報告してきた。ガラス面に張り付いたいくつかの幼虫の中で、それらしきものがいるのだが、肉眼ではよくわからなかった。とりあえず撮影をしてみてモニターで拡大してみると、確かに蛹は90度回転していた。



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